【BtoB】事例から学ぶ「Facebook広告」の活用法

Facebookといえば、世界はもちろん日本国内においても2500万人を超えるユーザー数を誇る巨大SNSです。
現代において、企業がこうしたSNSをマーケティングに活用することはもはや常識となりました。

こうした中、さまざまな事業者がとりわけ注目しているのが「Facebook広告」です。
これは文字どおり、Facebook上に広告を掲載するマーケティング手法ですが、すでにこれを導入している事業者の多くは顧客獲得に向けて活用しているのが現状です。

Facebookに表示される広告というと、eコマース(オンラインショップ/通販サイト)のイメージが強いことから、「Facebook広告 ≒ EC業界」という固定観念を抱いている事業者も少なくありません。
それと同時に「BtoC (企業から個人へ)」のイメージが進行していることもまた現実です。

そこで今回は、BtoBビジネスを営む事業者の方にスポットを当てて、

• 『BtoB企業がFacebook広告を利用するメリット』
• 『BtoB企業によるFacebook広告の好例』

上記の内容を紹介しながらBtoBでのFacebook広告の活用法をお伝えしたいと思います。
対企業向けのサービスをお持ちでFacebook広告の導入をお考えの事業者さまは必見です！

【BtoB】Facebook広告を利用するメリット

「Facebook広告」のメリットは、よくいわれる「多くのユーザーに対して広告の露出ができる」ということだけではありません。
本題に入る前に、まずはぜひとも知っておいてほしいFacebook広告のメリットをご紹介します。
これらはFacebook広告のプロモーション効果の最大化を狙うためにも大切なことですので、必ず押さえておきましょう。

拡散効果に期待ができる

Facebook上に掲載された広告で、「○○さんがいいね！しました」という表示を目にしたことはないでしょうか？
Facebook広告ではこれにより、広告に対して「いいね！」をしたユーザーの友達にも訴求することが可能となっています。”広告がリンクしていく”、これがFacebook広告のメリットといえるもうひとつのポイントです。

Facebookでは、つながりを持つユーザー同士が「地域」や「趣味」といった共通点を持っている場合が多いという特徴がみられます。そのため、広告がユーザーに「いいね！」されることで、同様の興味を持つユーザーにもアプローチすることができるのです。

興味関心による詳細なターゲットの設定ができる

BtoBとはいえ、お問い合わせをしてもらうのは企業の中で働く人、
つまり「中の人＝BtoBtoC」です。

つまりBtoBtoCという考え方で広告のターゲティングや、広告のクリエイティブ、広告の文章を作ります。
その結果企業の経営者や、担当者からお問い合わせを獲得することができます。

Facebookといえば「実名制」という他のSNSにはない大きな特徴があります。
そのため、各ユーザーが登録したユーザー情報の信頼性が高いことがいえます。

Facebook広告ではこれを活かして、「性別」や「年齢」はもちろん「居住する地域」「趣味・関心事」などといった詳細なターゲットの設定が可能です。

例えば、「東京に住んでいるSNSのマーケティングに興味のある30代〜50代の経営者」というように、かなり的を絞ったターゲティングを展開することができるのです。

ではBtoBの広告を配信する場合、どのようなターゲティングをすれば
企業の担当者や決裁権をもっている人にアプローチができるのかを考えていきます。

BtoBのFacebook広告配信でおすすめのターゲティング設定

詳細ターゲットを利用して下記のターゲティングがおすすめです。

役職名や役割を切り口にした詳細ターゲティングの事例紹介

• CEO
• 最高財務責任者
• 自営業
• 中小企業のオーナー
• 社長(President)

趣味や関心を切り口にしたターゲティングの事例紹介

• ゴルフ
• 高級車
• テニス

このように経営者や企業の担当者が興味をもっていそうな
ジャンルのスポーツや嗜好品についてターゲティングをして
アプローチをすることも可能です。

仕事の業界でもターゲティングが可能

IT関係の仕事や、営業をしている人など、特定のジャンルや業界の人にアプローチをしたい場合は
そのような業界のターゲティングができるところも大きなポイントです。

あなたのビジネスをどのような業界にアプローチをするのかを
細かく配信設定が可能です。

コストが低い

Facebook広告といえば、世界的企業Facebook社が運営していること、そしてなにより一定の広告効果が期待できることから、その広告料金に対して”高い”というイメージが先行しています。

しかしながら、Facebook広告では1日最低100円〜1,000円といった非常に低予算から広告出稿が可能となっています。
そのため、あまり広告に経費をかけられない中小の事業者にとって、とりわけ人気となっています。

【参考】BtoB企業によるFacebook広告の好例

ここからは、BtoBビジネスを営む事業者の方のために、BtoB企業によるFacebook広告の好例をご紹介します。
どれも思わずクリックしたくなるような広告デザイン、広告文が目を引きます。
広告のクリエイティブにイラストを利用しているところも重要なポイントですね。

ぜひともそれらに注目しながら、参考にしてください。

「業務代行」ランサーズアシスタント

見出し

説明文

オフィスの電話代行と、チャットで電話内容をほうこくします。

ボタン

詳しくはこちら

「オンライン商談システム」ベルフェイス

こちらの広告はオンラインで会議や商談が行えるシステムを提供する「ベルフェイス」の広告です。

営業担当者様向けの訴求で広告文が作られています。
ベルフェイスの場合はテレビCMを撃ちながら認知度をあげて
Facebook広告でも訴求するというクロスメディア戦略で
顧客の獲得を展開しています。

説明文

オンライン商談のベルフェイス

ボタン

詳しくはこちら

「作業効率化」部門：株式会社 マネーフォワード

こちらは、「株式会社 マネーフォワード」が提供する会計ツールの広告です。

ここでは、IPOを準備中の企業に向けて、会計に関するデータを月3万円以下で利用できることこ存分にアピールしている広告です。イラストを使いながらさらっと利用金額をアピールして、サービスに関する詳しい内容は飛ばし先のLPで資料をダウンロードすること(広告のクリック)で案内するというプロセスとなっています。

ちなみにFacebook広告では、広告画像内のテキスト量に制限(文字面積が画像の20%以内)が設けられています。
この事例では、広告内容はシンプルに徹しながらも、どこか親しみやすいイラストを用いることで広告の印象を強め、リード(広告に興味を持つ人)の広告クリックを促しています。これにより、広告対象の”短文では訴求しきれない”という弱点を見事にカバーしている点は非常に巧みです。

広告テキスト

IPO準備中の企業様必見！【内部統制機能が搭載された会計ソフト】を採用することで、会計業務は驚くほど効率化できます。

見出し

＜MoneyForward クラウド＞内部統制機能付き会計ソフト

説明文

「マネーフォワード クラウド会計Plus」は上場に必要な内部統制機能を提供。

ボタン

詳しくはこちら

「経理業務業務」Caster（キャスター）

こちらは、「株式会社キャスター」が提供する経理業務の人材サービスのFacebook広告です。

経理担当がいない企業向けの訴求を切り口にして、経営者向けに経理業務の丸投げをオファーています。
電卓と背景の赤を使ってタイムラインでも目立つようなクリエイティブに仕上げられています。

具体的な業務内容が広告文に取り入れられている部分も
ターゲットの悩みの訴求にマッチしていて反応が取れそうな広告です。

「目立つ」と「分かりやすさ」を上手く同居させた印象的な広告で、コンバージョンに期待のできそうな好例といえるでしょう。

広告テキスト

経理担当がいない会社でも大丈夫。
まるで自社の経理部門のように、業務を丸ごとお任せになれます。
難しい知識などは必要ありません。
書類のスキャンから仕訳、記帳、経費清算、月次・年次決算など、専門スタッフが幅広く対応します。

見出し

ついつい経理は後まわし…

ボタン

詳しくはこちら

以上BtoB向けのFacebook広告の事例でも好例を紹介させていただきました。
こうして調べてみると意外とBtoB向けの広告は出稿されていることがわかりますね。

まとめ

以上、『BtoB企業がFacebook広告を利用するメリット』『BtoB企業によるFacebook広告の好例』をご紹介しました。

このようにFacebook広告では企業向けのサービスの広告を出稿している企業があり、
顧客獲得のひとつの戦略としてFacebook広告を利用しています。

Facebook広告はBtoCのイメージが強いですが、蓋を開けてみれば、今回の記事の中の事例としてピックアップしたように、実はBtoBでも広告を利用している企業があります。

そのため、BtoB企業によるFacebook広告運用は多く、それがその広告効果の期待値を裏付けているといっても過言ではないでしょう。
結論、BtoB向けのサービスを提供している企業でもFacebook広告を利用して企業の担当者からのお問い合わせや申し込みを獲得することが可能です。

Facebookといえば国内でもたくさんの人に利用されている巨大SNSです。
そのため先にお伝えしたとおり、

• 多くのユーザーに広告の露出ができる
• 詳細なターゲティングが可能
• 拡散効果に期待ができる
• 広告コストが低い

といった魅力的なメリットがたくさんあります。そしてせっかくFacebook広告を利用するならば、これを効率的に運用し、費用対効果の向上や広告効果の最大化を狙いたいものです。

そこで、Facebook広告を自社のプロモーションに導入する際には、専門知識を有したプロフェッショナルにその運用を委ねる「web広告運用代行」の活用がおすすめです。

 関連記事  ▶︎【2020年版】プロが教える失敗しないFacebook広告の始め方・基礎設定！-前編-

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• Facebook広告でいいね！獲得単価が7分の１に改善した
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