【2022年最新】Facebook広告のプロが教える失敗しない広告の始め方・基本設定!-前編-

今やWEBマーケティング手段の一つとして必ず挙げられる「Facebook広告」。
Facebookの月間アクティブユーザー(MAU)は今や25億5,000万人と言われており、そのMAU全体に対して自社サービスをリーチできるFacebook広告は、今やWEBマーケティング必須手段の一つ。
本記事では、そのFacebook広告の活用方法や費用対効果、出稿方法について、WEBマーケティングの知見も織り交ぜながら解説していきます。
また、本記事を執筆している私「林明文」自身、2013年からFacebook広告を運用し、多くのクライアントを成功に導いてきました。
数多くのクライアントのビジネスを理解し、適切なマーケティングプランを練ってきました。そして、それを実現させてくれるのはいつもFacebook広告でした。
今回は、そんな私自身の経験や知見を出し惜しみなく公開していきます。記事後半には、「Facebook広告でもっと売上を伸ばしたい方」向けの情報も載せておりますので、自身のマーケティングに役立てていただければと思います。
この記事の目次
- 1 Facebook広告とは?
- 2 Facebook広告の特徴
- 3 Facebook広告の仕組み
- 4 Facebook広告のメリット・デメリット
- 5 Facebook広告の種類
- 6 Facebook広告は実際にどのように表示されるのか?
- 7 Facebook広告の料金・相場について
- 8 Facebook広告のターゲティングについて
- 9 Facebook広告ステップ1:キャンペーンを選ぶ
- 10 Facebook広告ステップ2:広告セットの作り方
- 11 Facebook広告を出す配置設定
- 12 Facebook広告の予算と掲載期間の設定
- 13 Facebook広告を使ってもっと売上を伸ばしたい方へ
- 14 Facebook広告の基礎前編のまとめ
- 15 Facebook広告運用代行について・お問い合わせ
Facebook広告とは?

まずは基本的なことから解説していきます。
Facebook広告とは、Facebook(現Meta社)が運営するFacebookやInstagramをはじめとしたSNSの以下の4つの場所に配信することができる広告のことを言います。
・ Facebook(フェイスブック)
・ Instagram from Facebook(インスタグラム )
・ Messenger(メッセンジャー)
・ Audience Network(オーディエンスネットワーク)
そもそもFacebookとは、2004年に創業され、2006年の9月26日に公開されたSNSです。ハーバード大学出身のマーク・ザッカーバーグ氏によって創業されています。
Facebookの創業からのストーリーは日本でも2011年1月15日に「ソーシャルネットワーク」という映画で公開されています。
Facebook広告でアプローチできる範囲
Facebookの月間アクティブユーザー(MAU)は、世界で29億人を超えており、日本国内だけでも2,600万人のアクティブユーザーが使うソーシャルメディアとなっています。
さらに、日本国内のInstagramユーザー3300万人(2019年6月発表)に対しても広告を出稿できることから、国内だけでも約6,000万人に対してアプローチができる広告だということがわかります。
WEBマーケティングにおいての役割
この「Facebook広告」は、WEBマーケティングの現場ではどう活用されるのか…?
後述しますが、「1クリックあたりの単価が他広告媒体と比べて低い」ことや、「ターゲティング性能が非常に高い」ことから、テストマーケティングなどにもよく活用されます。
消費者行動モデルにおいてどこに位置するのか?

マーケティングの現場では、消費者行動モデル(消費者が商品/サービスを認知してから購買するまでの行動をモデル化したもの)を活用することが多くあります。
Facebook広告では、消費者行動モデル「AISCEASの法則」における「認知」「検討」「行動」に該当するユーザーに対して、それぞれ違った広告アプローチをかけることが可能です。
Facebook広告の特徴

あらゆる業種、顧客層に対応している
Facebook広告はどのようなビジネスに適しているのか…?結論を言うと、ほとんどのビジネスに適していると言えるでしょう。
前述にもある通り、Facebook広告は消費者行動モデルにおける「潜在層」「顕在層」の両方に対してアプローチをすることが可能な広告です。
例えばあなたが、「英語教材」のビジネスをしているのであれば、『英語に興味がある人(潜在層)』や『英語教材を探している人(顕在層)』に対してもアプローチができるということです。

専門的な知識は必要なし
Facebook広告のTOPページに記載があるように、広告を使う上で広告を出す際のユーザーインターフェースが初心者でもわかりやすい作りになっています。
そのため専門的な知識がなくてもサクサクと広告を作成して、早ければ翌日から集客を始めることが可能です。
Facebook広告の仕組み

Facebook広告の仕組みは、基本的には「オークション形式」となっています。ユーザーに対して広告表示する際に、Facebook広告内部でオークションを行い、最適だと評価された広告だけが表示されやすくなります。
オークション時に、「広告が適正かどうか」を判断する材料は下記の3つです。
- 入札価格
- 推定アクション
- 広告品質
これら3つを掛け合わせて広告価値を算出し、その中で適正だと評価された広告が優先的に表示される仕組みです。
また、Facebookに登録した際、様々な情報を入力したことを覚えていますでしょうか?
- 名前
- 年齢
- 性別
- 住んでいるところ
- 恋愛対象
最低でも、上記に挙げた個人情報を入力していると思います。
あなたが入力した個人情報は、すべてFacebook広告のターゲット設定で利用されています。
そのため、Facebook広告では「東京に住んでいる30歳~40歳までの経営者に限定して広告を表示させる」といった、非常に精度の高い広告配信が可能となっています。
後述しますが、これをFacebook特有のパーソナルマッチ広告といいます。
Facebook広告のメリット・デメリット

この項目では、Facebook広告を出稿する際のメリットやデメリットを解説していきます。
メリット(事例を添えて)
パーソナルマッチ広告によって、
より適切なターゲットユーザーにアプローチできる。

前述した通り、Facebookのパーソナルマッチ広告では、高度な広告ターゲティングが可能です。それにより、マス層を狙ったビッグビジネスだけでなく、ニッチなターゲットを狙ったスモールビジネスを成功に導くことも可能になります。
小額から広告出稿することができ、PDCAを回すことができる。

Facebook広告は、少額から広告出稿することができます。1日500円、1,000円といった低予算からでも集客を始めることも可能ということです。
小額で出稿したときも、広告マネージャーにはしっかりと出稿結果がレポーティングされます。つまり、小額で広告運用を開始してPDCAサイクルを回し、集客を最適化することが可能なのです。
デメリット(事例を添えて)
広告プラットフォームの更新頻度が高いので、
情報を追い続ける必要がある。
Facebook広告の難点としてまず挙げられるのが、「広告プラットフォームの更新頻度の高さ」です。SNSなどで新しい情報を追い続けられない人は、やや混乱してしまうかもしれません。
「3年前はFacebook広告触れたんだけど、今は全然わからなくて…。」となるのは、そうそう珍しい話ではありません。
広告プラットフォームの操作性や、
ポリシー違反などのクセを掴まなければいけない。
Facebook広告は、ポリシー違反によるアカウントBAN、通称垢BAN(アカバン)に気を付けなければなりません。このポリシー違反のクセを掴むまでは、多くの予算を使って広告出稿することはしないほうが良いでしょう。
Facebook広告を出稿したばかりで、1日に多くの予算を割き、さらに広告クリエイティブがポリシー違反の恐れが…ともなれば、一発で垢BANとなってWEB集客の生命線を断たれてしまうかもしれません。
不安に思われるかもしれませんが、どうぞご安心ください。
本記事を読んでいるあなたには、垢BANされないような施策や広告アカウントを強化する方法もお伝えしていきます。
Facebook広告の種類

Facebook広告には様々な種類の広告パターンが存在します。この項目では、イメージ画像を用いながら、直観的に分かりやすく広告パターンを解説していきます。
写真,動画+テキスト

写真や動画にテキストを組み合わせた投稿広告になります。
ストーリー広告

Facebookストーリーズ形式の広告になります。
カルーセル広告

横にスライドできるカルーセル式の広告になります。最大10件の画像や動画を、広告に載せることが可能です。
Messenger広告

FacebookMessenger内に表示される広告になります。
Messenger | 受信箱 | ストーリーズ | |
文字数制限 | なし | なし | |
推奨文字数 | メイン | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し | 25文字以内 | 25文字以内 | |
説明 | 30文字以内 | 30文字以内 | |
推奨アスペクト比 | 1:1(正方形) | 1:1(正方形) | |
推奨画像サイズ | 1200×1200 | 1080×1920 |
スライドショー広告

画像と文章を組み合わせたスライドショーを表示する広告になります。
コレクション広告

メインビジュアル1枚とサブビジュアル4枚を活用することができる広告になります。
プレイアブル広告
実際のアプリ動作画面を広告表示することができ、アプリのインストールを促すことができる広告になります。
インスタントエクスペリエンス広告

モバイル端末で広告をタップすると、フルスクリーン訴求が行われる広告になります。
Facebook広告は実際にどのように表示されるのか?

次は、実際にFacebook広告がどのように表示されるのか?その実例を交えながら、広告クリエイティブを作成するときの注意点も説明していきます。
パソコン(デスクトップPC)で出稿した場合

赤枠で囲っているエリアの部分がFacebook広告で出稿できる場所です。
パソコン版のFacebookにFacebook広告を出稿した場合は以下の2箇所に表示されます。
- 中央のタイムライン(ニュースフィード)
- 右側サイドメニュー
の2か所に表示されます。
タイムライン(ニュースフィード)へあなたの広告が露出できて、ユーザーが普段目にする位置に広告を表示させて訴求する事が可能です。
その為、CTR※(クリック率)も比較的高く、認知させるための効果は抜群です。
右側のFacebook広告欄はCTR(クリック率)が低いですが、ブランディングとして活用する場合には常にターゲットに表示させておくことが出来るため重宝する広告です。
※CTRとは
C(Click)
T(Through)
R(Rate)
の頭文字をとったもので、広告が表示された回数に対してクリックされた回数を%にしたクリック率を指します。
PC/SP | フィード | 右側広告枠 | |
文字数制限 | なし | なし | |
推奨文字数 | メイン | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し | 25文字以内 | 25文字以内 | |
説明 | 30文字以内 | 30文字以内 | |
推奨アスペクト比 | 4:05 | 1.91:1(横長) | |
推奨画像サイズ | 1080×1350 | 1200×628 |
スマートフォンアプリに出稿した場合
Facebookユーザーの9割以上がスマートフォンからアクセスしています。
Instagramユーザーは99%がスマートフォンからのアクセスです。
Facebook広告の配信形式は大きく4種類あります。
- 長方形で横長の広告
- 正方形で複数の広告(カルーセル広告)
- 縦長動画の場合
- 正方形の広告
下記が実際にスマホのFacebookアプリで表示されている広告です。


Facebookの発表ではユーザーの92%以上がスマートフォンやFacebookアプリからアクセスしています。
Facebookアプリの場合スマホサイト同様タイムライン(ニュースフィード)に 表示されます。
Instagram(インスタグラム)アプリに出稿した場合

インスタグラムに広告を配信するとタイムラインに表示させることができます。
2016年度10月〜Instagram(インスタグラム)のタイムラインに広告を出稿できるようになりました。
Instagramは国内では3300万人、世界で10億人を突破しています。(2019年6月発表時点)
Instagramは女性ユーザーが多いといわれていましたが、最近では40代から50代の男性まで幅広くユーザーが増えてきましたので様々な業種の広告の反応が取れるようになっています。
フィード | 発見タブ | ストーリーズ | ||
文字数制限 | なし | なし | なし | |
推奨文字数 | メイン | 125文字以内 | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し | 25文字以内 | 25文字以内 | 25文字以内 | |
説明 | 30文字以内 | 30文字以内 | 30文字以内 | |
推奨アスペクト比 | 1:1(正方形)
※動画は4:5 |
1:1(正方形)
※動画は4:5 |
9:16(縦長) | |
推奨画像サイズ | 1080×1350 | 1080×1080 | 1080×1920 |
オーディエンスネットワークへ広告を出した場合

Facebook広告からスマートフォンのGunosyや駅探索アプリの広告欄等、Facebookが提携している場所に広告を出すことが出来るようになりました。
オーディエンスネットワークの特徴としては非常に低単価(CPC数円~)で出すことが出来ます。
Audience Network | ||
文字数制限 | なし | |
推奨文字数 | メイン | 125文字以内 |
見出し | 25文字以内 | |
説明 | 30文字以内 | |
推奨アスペクト比 | 16:9(縦長) | |
推奨画像サイズ | 1200×628 |
Facebook広告の料金・相場について

まずは、Facebook広告運用を行うにあたっての「相場感」について、解説していきます。
どれだけの売上目標があるかによって広告費用は変わってきますが、初めてFacebook広告を使う場合、1日に最低でも5,000円以上の費用をかける事をオススメします。
私たちがクライアント様へ広告運用サービスを提供する際は、大きく2つのフェーズに分けて運用計画を立てます。
- フェーズ1:テスト運用期間
- フェーズ2:本運用期間
この2つのフェーズによってかける広告費用は変わってきますが、フェーズ1では最低でも1日5,000円~10,000円程度の費用をかけています。
そして、そのフェーズ1の広告配信結果を元に、フェーズ2の本運用にてクライアント様からお預かりしている残りの予算を割り当てて消化しています。
課金形式の説明
Facebook広告には、2種類の課金形式があります。
- クリック課金
- インプレッション課金
クリック課金とは、言葉の通り「広告がクリックされたら課金される形式」のことを言います。クリックされたらかかる費用をCPC(Cost Per Click)と書き、頭文字を組み合わせてシーピーシーと言います。
インプレッション課金とは、「広告が1,000回表示されて何円、と課金されるという形式」のことを言います。CPM(Cost Per Mille)と書き、頭文字を取ってシーピーエムと言います。
C=Cost(コスト)
P=Per(パー)
M=Mille(ミル)
Milleという単語は聞き慣れないと思いますが、英語だとthousandという意味で1,000を指します。
キャンペーン目的についての説明
Facebook広告は、選択するキャンペーンの目的によって、課金形式が異なります。
下記の表をご覧ください。
種類 | 目的・説明 | 課金方法 |
認知 | ||
ブランドの認知度のアップ | 広告の記憶が残る見込みがもっとも高い人に広告を表示します。 | CPM |
リーチ | できるだけ多くの人に広告を配信します。 | CPM |
検討 | ||
トラフィック | ウェブサイト、アプリ、Facebookイベント、Messengerスレッドなどのリンク先に人を誘導します。 | CPM/CPC |
投稿のエンゲージメント | Facebookページの「いいね!」、イベントへの参加、リアクション・コメント・シェアの投稿を増やします。 | CPM |
ページへの「いいね!!」 | CPM | |
イベントへの参加を増やす | CPM | |
アプリのインストール アプリの自動広告 |
あなたのアプリをダウンロードしてアクションを実行する見込みが高い人に広告を表示します。キャンペーンのパフォーマンスを高めて維持できるように、時間とともに自動調節します。 | CPM/CPC |
アプリのインストール アプリ広告 |
あなたのアプリをダウンロードしてアクションを実行する見込みが高い人に広告を表示します。アプリキャンペーンを手動で設定して掲載します。 | CPM/CPC |
動画の再生数アップ | 動画広告を表示します。 | CPM/ThuruPlay |
リード獲得 | ビジネスやブランドのリードを獲得します。 | CPM |
メッセージ | ビジネスにメッセージを送信する手段として、MessengerやInstagram Directの利用を促すことができます。 | CPM |
コンバージョン | ||
コンバージョン | ウェブサイト、アプリ、Messengerなどでの購入・支払い情報の追加といった重要なアクションを実行する見込みが最も高い人に広告を表示します。 | CPM |
カタログ販売 | ターゲットオーディエンスを使用して、カタログのアイテムを含む広告を表示します。 | CPM/CPC |
来店数の増加 | 実店舗への来店の見込みが高い人に対し、近隣エリアにいるときに広告を表示します。 | CPM |
Facebook広告のターゲティングについて

Facebook広告のターゲティング精度が高いことはご理解いただけたと思いますが、実際はどのようにして、そのターゲティングを行うのでしょうか?
Facebook広告でターゲティングをする際は、
- 詳細ターゲティング配信
- ブロード(ノンターゲティング)配信
- 類似オーディエンス配信
- カスタムオーディエンス配信
という4つの方法があります。
この項目では、その4つのターゲティング方法の特徴について解説していきます。
詳細ターゲティング配信
Facebook広告の最も特徴的な配信方法です。
利用者層、興味・関心、職業や趣味などの属性からターゲティングが可能です。
詳細ターゲット設定は
・and設定
・or設定
2つの設定が可能です
それぞれ説明すると、and設定は両方の設定に該当するユーザーに広告が配信できます。
or設定は設定した情報のいずれかに該当するユーザーに配信が可能です。
and設定の場合

and検索のメリットはより精度の高い広告配信が出来る事です。
例えば「広告会社」と「中小企業のオーナー」と設定すれば
広告会社を探している中小企業のオーナーという属性をもった
決裁権を持っている可能性が高いユーザーにのみ配信が可能です。
逆にand設定のデメリットは条件を絞り込むため
広告配信の単価が上がりやすい事です。
or設定
次にor設定のメリットですが、いずれかの条件に当てはまるユーザーに
広告が配信されるため、設定した条件に当てはまるユーザーに広告が配信されます。
or検索で広告を配信する際のコツは、出来るだけ関連性のあるターゲットを
複数設定して配信する事です。
詳細ターゲティングはand設定とor設定の2種類の配信方法があるので
同時にテストを行い、コストパフォーマンスが良い配信設定を採用する事をおすすめします。
ブロード(ノンターゲティング)配信
Facebook広告の中でも、一番コストを抑えながら配信が出来る方法です。
ブロード(ノンターゲティング)配信とは、オーディエンスを絞らずに「性別」「年齢」「地域」のみターゲット設定して出稿する広告のことです。
Facebook広告の中でも、一番コストを抑えながら広告配信ができ、さらにリーチ数も最大化できる可能性を秘めています。
ブロード(ノンターゲティング)配信は、Facebook広告に限らずGoogleやYahoo!広告でも行われる配信方法です。
「性別と年齢、地域しか設定せずに広告運用をしても、見込み客に上手くリーチできず、広告予算だけ流れ出ていくのでは…?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
Facebook広告の機械学習モデルが発達していることや、Facebook登録時にある程度の情報登録が必要なことも相まって、Facebook広告におけるブロード(ノンターゲティング)配信はとても性能が高いのです。
上手くターゲティングができない、ペルソナ像が明確ではないときは、是非ブロード(ノンターゲティング)配信を活用してみてください。
類似オーディエンス配信
カスタムオーディエンスで作成したリストと酷似したユーザーをターゲティングする方法になります。
既に作成したオーディエンスに対しての「類似度」を分けることができるのが、大きな特徴と言えます。
類似オーディエンス配信は、Facebook広告ならではの広告配信方法です。
「現在お客様を獲得できているオーディエンス設定」を元に、そのお客様の属性と酷似しているユーザーをターゲティングすることができます。
似たような広告運用手法にcookieを活用したリターゲティング/リマーケティングがありますが、こちらは2022年を節目に、徐々に使えなくなると言われています。
Facebook広告では、実名登録されたFacebookアカウントや、それに付随したアクティビティデータ等がありますので、リターゲティング/リマーケティングと同じような高性能なターゲティングが可能です。
類似オーディエンス配信を使用するには、「カスタムオーディエンス」もしくは「カスタマーリスト」が必要となります。
カスタムオーディエンスの作成に必要なデータ
カスタムオーディエンスを使用する場合は、事前に用意したユーザー情報が必要となります。
具体的には以下のいずれかのデータが必要です。
- メールアドレスや電話番号などの個人情報
- ブログやHP、ランディングページなどのウェブサイト
- Facebookページ
- Instagramアカウント
- 動画のエンゲージメント(視聴数)
カスタマーリストの作成に必要なデータ
カスタマーリストを使用する場合は、事前に顧客情報やアクティビティ情報をアップロードしてオーディエンスリストを作成しておく必要があります。
上記2つのいずれかに対しての類似度を指定すると、「類似オーディエンス配信」ができるようになります。
※広告経由で購入してくれたユーザーデータ(カスタムオーディエンス)に対して類似しているユーザーをターゲティングし、”より広告経由で購入してくれやすい潜在顧客へリーチする”ことが可能。
類似度は1〜10%まで作成でき、類似度が低ければ低いほど潜在リーチ数は増え、類似度を高く設定するほど潜在リーチ数は減っていきます。
Facebook広告運用で外したくない人は、類似オーディエンス配信にも挑戦してみると良いでしょう。
カスタムオーディエンス配信
カスタムオーディエンスでは、自身で持ち寄ったデータを元にターゲティングをしたり、Facebookが保有しているデータを元にターゲティングすることが可能です。
自身で持ち寄ったデータに関しては、下記のようなデータを準備する必要があります。
- 見込み客の電話番号
- メールアドレスリスト
- WEBサイト訪問データ
- その他アクティビティデータ
Facebookが保有しているデータには、下記のようなデータがあります。
- FacebookまたはInstagramで動画を再生した人のリスト
- 自分のリード獲得フォームを開いた、または入力した人のリスト
- FacebookまたはInstagramでインスタントエクスペリエンスを開いた人のリスト
- Instagramで広告やプロフィールを開く、またはその他行動を起こした人のリスト
- Facebook上でイベントに参加したことがある、またはイベントに興味を持った人のリスト
- Facebookページをフォロー中である、またはイイネなどの行動を起こした人のリスト
自分のビジネスモデルにあったデータがある場合、カスタムオーディエンスでの広告出稿も考えてみると良いでしょう。
Facebook広告ステップ1:キャンペーンを選ぶ

ステップ1ではFacebook広告を出す目的を以下の3つのジャンルの中から選んで行きます。
- 認知
- 検討
- コンバージョン
Facebook広告は14種類ありますので目的に合わせて広告を選んでいきます。
今回は検討広告のトラフィックの広告の出し方について解説していきます。
Facebook広告ステップ2:広告セットの作り方
キャンペーンでどの広告を使うかを選んだあとは広告セットを設定します。
ここではどのような人に、いつからいつまで、どれくらいの予算をかけて広告を配信するか(広告セット)を 決めていきます。
主に下記の4つの設定を進めていきます。
- トラフィック
- オーディエンス(ターゲット)
- 配置
- 予算と掲載期間
まずはトラフィックとよばれる設定から決めていきましょう!
トラフィック

トラフィックでは
- ウェブサイト
- アプリ
- Messenger
の4種類の選択肢があります。
私が使う場合はほとんどがウェブサイトです。
ウェブサイト
LP(ランディングページ)やホームページ、ブログ記事等にアクセスを集める場合はこちらを選択します。
アプリ
アプリにアクセスを集めたい場合はアプリを選択します。
トラフィックの選択が決まったら次はオーディエンスと呼ばれる、どんな人をターゲットにするのかを決めていきましょう!
Messenger
広告からMessengerに誘導したい場合に選択します。
広告をクリックしたユーザーのMessengerが立ち上がります。
広告からWhatsAppに誘導したい場合に選択します。
広告をクリックしたユーザーのWhatsAppが立ち上がります。
Facebook広告の配信先(オーディエンス・ターゲット設定)
Facebook広告には大きく3つの配信設定があります。
それぞれ表にして説明します。
ターゲティングの名前 | 説明 |
ノンターゲティング | 年齢を13〜65歳以上、住んでいる地域は日本、性別は全てを設定。このようにFacebookに広告配信するユーザーを任せてしまう広告配信方法です。特徴としては広告のクリック単価(CPC)がやすくなる傾向があります。 |
カスタムオーディエンス | メールアドレスや、ブログやランディングページ、ホームページに訪れたトラフィックデータを元にターゲティングできる配信方法です。費用対効果が得やすい類似オーディエンス配信もこちらのカスタムオーディエンスから作成します。顧客情報を持っている企業様は必ず活用してほしい配信方法です。 |
詳細ターゲティング | Facebookが蓄積している興味・関心データを元にターゲットを設定して配信する方法です。中小企業のオーナー、経営社、CEOといった職業を設定して配信することも可能です。 |
オーディエンス設定では
- カスタムオーディエンス
- 地域設定
- 年齢
- 性別
- 詳細ターゲット
- 言語
- つながり
上記7つの設定を行って細かくターゲットを設定する事ができます。
地域設定

地域設定には以下の4つの選択が可能です。
(2020年3月に仕様変更あり)
- この地域に住んでいる人、または最近この地域にいた人(デフォルト設定)
- この地域に住んでいる人 ←必ずこちらに設定する事
- 最近この地域にいた人
- この地域を旅行中の人
順番に説明していきますね。
Facebook広告の地域設定「この地域に住んでいる人、またはこの地域にいた人」
この設定は設定したエリアに住んでいる人と、渡航中の外国人や旅行中の観光客や、出張中のビジネスマンなどを含みます。
こちらは2020年3月までは「この地域にいるすべての人」でしたが仕様変更がありました。
外国人からのいいね!やエンゲージメントが増えてしまうため、設定しない方が安心です。
デフォルトでこの設定になっているため、注意してください。
Facebook広告の地域設定「この地域に住んでいる人」
この設定は住んでいる人をターゲットに設定する事ができます。
例えばあなたが東京で何かサービスを提供していれば、東京に住んでいる人をターゲットに設定する事が可能です。
あとはインターネットで完結するサービスを提供している場合は、日本に住んでいる人を設定すれば、日本に住んでいる人全員をターゲットに設定する事が可能です。
私が広告を配信する際は全てこの地域設定をしていますし
成果を出す場合、こちらの設定がおすすめです。
Facebook広告の地域設定「最近この地域にいた人」
旅行で来た人やチェックインした人など設定したエリアにいた記録がある人をターゲットに出来る設定です。設定したエリアが商圏の場合は設定してテストしてみるのも面白いですね。
Facebook広告の地域設定「この地域を旅行中の人」
こちらの設定では観光客や出張で訪れている人に対してターゲットを設定する事が可能です。以上地域設定では4つの設定項目がありますので、あなたのビジネスに適した設定をしっかりとしましょう!
2016年度から地域設定で指定したエリアの地図が表示されるようになったのでわかりやすいですね。
補足:Facebook広告は日本国内で最大でどれだけの人(オーディエンス)に広告配信できるのか?(自動配置の場合)

ターゲット(絞り込み)設定
地域:日本に住んでいる人
年齢:13歳~65歳以上
性別:すべて
言語:日本語
上記の図の設定で日本に住んでいる全ユーザーに広告を配信する設定をした場合の潜在リーチ数がわかります。
Facebook広告では配信できる人の数をオーディエンスと呼びます。
図解の右上にある赤枠で囲んでいるところの潜在リーチを見てください。
どれだけの人に対して情報を配信できるか推定リーチ数の部分に数字が表示されていますよね。
今回のセグメントの場合は4300万人と出ています。
つまり日本に住んでいる人をターゲットに設定したら
最大で約4300万人に対して 広告を配信できますよという事です。
(※2020年1月16日時点)
これによりFacebook広告からターゲティングして、広告を配信できるユーザーは 4,300万人いるという事がわかりますね。それでは試しに日本の主要都市のデータを調べてみましょう!
Facebook広告を東京都に住んでいる人に出した場合のオーディエンス

セグメント(絞り込み)
地域:東京都のすべての人
年齢:20歳~65歳以上
性別:すべて
詳細ターゲット:詳細ターゲット設定の拡大オン
言語:日本語
つながり:全員
東京都に住んでいる人にFacebook広告を配信する場合、最大で660万人に配信可能です。
(2020年4月14日時点)
◇地域設定のCHECK POINT
地域設定が市以下になると半径設定が可能になります。

半径設定では以下の2パターンで設定が可能です。
- 該当市区町村のみ(半径指定なし)
- 17km~80kmまで1km刻み
市全体に広告を配信したいときは該当市区町村のみを選択します。
お店から半径指定をしたい場合は半径の市区町村を選んで配信が可能です。
どちらが反応があるかは両方テストをして試してみてください。
日本の主要7都道府県のオーディエンスをリサーチ結果
都道府県名 | 潜在リーチ |
北海道 | 170万人 |
宮城県 | 65万人 |
東京都 | 660万人 |
愛知県 | 290万人 |
大阪府 | 370万人 |
福岡県 | 180万人 |
沖縄県 | 56万人 |
リサーチ条件
- 地域設定 この地域に住んでいる人
- 年齢 20歳以上
- 性別 全て
- 言語 日本語
このように地域を入力すると
すぐにターゲットの人数がわかるところが
Facebook広告のすばらしいところです。
それでは次の地域や年齢などの設定等について説明していきます。
地域・年齢・性別・詳細ターゲット・言語・つながりの設定

ここからがFacebook広告の面白いところです。
まずは大きくターゲット設定は
- 地域
- 年齢
- 性別
- 詳細ターゲット設定
- 言語
- つながり
上記の6つのターゲット設定ができます。
地域設定には指定した地域を含めない除外設定が可能です。
ここでは6つの項目から個人情報をターゲット設定ができます。
このターゲット設定だけでも非常に素晴らしくて便利な機能です。
選択の仕方もシンプルで、用意された項目を順番に入力していくだけです。
では実際に数値を入れてみましょう。
今回私は大阪でFacebookのセミナーを開催するのでセグメントは以下の通りです。
セグメント(絞り込み)
地域:大阪府、兵庫県
年齢:26歳~65歳以上
性別:すべて
言語:日本語、日本語(関西弁)
これで私が来てほしいターゲットのざっくりとしたおおまかな設定が可能です。
言語の部分には日本語と関西弁を設定すると日本語をしゃべるユーザーをカバー出来ます。
詳細ターゲット設定

Facebook広告の非常に便利で面白いターゲット設定がこの詳細ターゲット設定です。
この設定は特定のジャンルに興味や関心のあるユーザーを、Facebook独自のアルゴリズム(=ルール)で設定できる項目です。
- 利用者層
- 趣味・関心
- 行動
といった非常に細かいジャンルで設定が可能です。
このターゲット設定をしっかりと設定を行う事であなたが広告を見て欲しい人に配信することが可能です。
更に除外設定を行う事で特定のユーザーには表示させない設定も可能です。
ポイント
チェックボックスが用意されていますが、拡張ボタンにチェックをい入れておくと
FacebookのAIが、自動的に反応が取れる可能性が高いユーザーに広告を配信してくれます。
そのため必ず上の図の赤枠にチェックを入れておきましょう!
では具体的なシチュエーションの例を挙げて設定事例を紹介しましょう!
弊社のようにセミナーを開催する会社の場合

今回はFacebookの広告のセミナーを
東京で開催するという場合で、詳細ターゲット設定を行ってみました。
セグメントは以下の通りです。
セグメント(絞り込み)
地域:東京都に住んでいる人
年齢:25歳~54歳
性別:すべて
言語:日本語
そして詳細ターゲット設定は以下の通り
- バイラル・マーケティング
- バズマーケティング
- マーケティング
- 広告
- ソーシャルメディアマーケティング
- デジタルマーケティング
詳細ターゲットの拡大:オン
上記のセグメントをする事で広告代理店の人や、広告関係のお仕事に携わっている人、経営者の興味がある事に対して属性をもつユーザーにFacebook広告を見てもらう事が出来ます。
このセグメントで弊社がアピールしたいターゲットに対して、セミナーを知っていただき来てほしいわけです。
詳細ターゲット設定で興味・関心設定をすることで私が望む広告に対して興味がある人にだけターゲットを絞り込んで広告を見せることができます。
今回のセグメントでのターゲットの オーディエンスは4,900,000人でした
詳細ターゲット設定の補足データ
ターゲットにFacebookページの管理者や中小企業の―ナー、代表取締役といった設定をすれば管理者の為、ある程度権限を持っている人にリーチできる可能性が高い、という事が言えますね。
中でもメインのメールドメインの設定では普段エンドユーザーが使っているGmailやYahooメールを使っているユーザーを指定できます。
つまりGmailユーザーであればGoogleをよく使う人、YahooメールであればYahooをよく使う人といった ターゲット設定が可能なわけです。
Facebook広告で大阪市内の飲食店(ラーメン屋さん)をPRしたい場合

飲食店は地域属性に影響があるため、例えば大阪の日本橋駅でラーメン屋さんをやっている場合は、以下のようなセグメントをテストします。
セグメント(絞り込み)
地域:大阪府大阪市に住んでいる人
年齢:18歳以上
性別:男性
言語:日本語
詳細ターゲット設定 興味・関心:ラーメン
詳細ターゲットの拡大:オン
といった設定ができます。
この設定で大阪市に住んでいるラーメンに興味がある人に対してFacebook広告が配信されます。
これでFacebook広告がとても便利な機能を持っているという事がわかっていただけましたね。本当に無駄がない広告配信が可能です。オーディエンスは2,000,000人でした。
今回はラーメン屋に例えた実例を紹介しましたが、居酒屋さんの場合はお酒に興味がある設定にすればお酒に興味がある=お酒を飲む と仮定できるので有効だと言えます。
こういった個人情報に対して直接リーチできる広告なので、私はFacebook広告をパーソナルマッチ広告と呼んでいます。では次の設定をご説明しましょう。
つながり設定

つながり設定の4つの種類
- Facebookページ
- アプリ
- イベント
- 詳細設定
以上4つの項目で設定が可能です。今回はFacebookページのつながり設定の中の3種類を説明します。
・Facebookページでアクションした」した人
Facebookページに既にいいね!したり、クリックしたりした人に対して出すことが可能です。既にファンや読者になっている人が多いので、比較的よい反応が取れる設定です。
・Facebookページにアクションを実行した人に類似する人
Facebookページに既にいいね!している人の友達に対して出すことが可能です。類は友を呼ぶと言いますが、友達が興味を持っている事には興味を示してくれる可能性が高いです。
理由としては、例を挙げるとゴルフが好きな人の周りには同じようにゴルフが好きな人が多いからです。
いいね!してくれている友達周りから拡散させてアピールをしたい場合はこの設定は便利です。
・Facebookページでアクションを実行した人を除外
Facebookページに既にいいね!している人以外に出すことが可能です。この設定ではまったく新しいユーザーを集めるときに有効な設定です。
このつながり設定はFacebook広告の中でも非常に大事な設定になります。
あなたが管理しているFacebookページやアプリ、イベントとつながりがある人に対して 配信を設定する事が可能です。
つながり設定は口コミ効果を出す際に非常に有効です。Facebook広告でも最大の武器であると言っても過言ではありません。
理由はカンタンで知り合いの名前が出て配信されるからです。 あなたもFacebookでこんな表示を見たことが あると思います。
↓↓↓

知り合いの名前が出て○○○さんがいいね!と言っていますと表示されます。
ここには自分の知り合いの名前が絶対に出てくるので、仲がよかったり、普段やり取りをしていたら「あの人がいいね!って言っているんだったら一度見てみよう!」 という心理が働き、ついついクリックして見てしまいますよね。
これがFacebook広告の口コミ効果です。
私は林明文という 自分のFacebookページを運営しています。
そのページにいいね!を押してくれている人や、そのいいね!を押してくれている人の友達にまで 配信が設定できます。
つまり自分と何かしらつながりがある人にだけ配信が出来るという事です。
既に自分を知っている人に広告を出すことができるので比較的反応が良い傾向があります。
Facebook広告を出す配置設定

配置の設定では、Facebook広告をどの場所(媒体)に出すのかを設定できます。
- 自動配置(推奨)
- 手動配置
上記の2つの設定が可能です。(※2016年11月より配置設定が新しくインターフェイスに表示されました)
自動配置設定
自動配置設定ではFacebook広告で広告を配信できる
- 「FacebookのPC(デスクトップ)」
- 「Facebookスマホ」
- 「Instagram」
- 「オーディエンスネットワーク」
すべてのプラットフォームに広告を配信する設定です。
過去に私が東京のFacebook本社に訪問した際に、Facebook広告の責任者の方から教えていただいた設定ですので、初心者の方はこちらの設定をオススメします。
手動配置

配置を編集設定は中上級者向けの設定です。
- Facebookにだけ広告を出したい
- Instagramにだけ広告を出したい
- ストーリーズにだけ広告を出したい
- オーディエンスネットワークにだけ広告を出したい
といった事が可能です。
上記のケースの場合は配置を編集する事で、あなたが広告を出したい場所にだけ
Facebook広告を配信することが可能です。
図解の上から順番にそれぞれの設定を説明します。
デバイス
- すべての機器(推奨)
- モバイル
- デスクトップ
3つの設定が可能です。
Facebookのスマホにだけ出したい場合や
デスクトップにのみ広告を配信したい場合等はこちらの設定から指定ができます。
プラットフォーム
- Facebook(フィード、右側広告枠)
- Audience Network
- Messenger
4つの媒体(プラットフォーム)に広告を出すかを選ぶことが可能です。
配置
以下の7つの項目から配信場所を設定できます。
- フィード
- ストーリーズ
- インストリーム
- 検索
- メッセージ
- 記事内
- アプリとサイト
詳細オプション
こちらではさらに機器やOSといった項目で細かく配信先を設定できます。
特定のモバイル機器とOS設定
- すべてのモバイル機器
- Android機器のみ
- iOS機器のみ
- フィーチャーフォンのみ
上記4つの設定が可能です。
4のフィーチャーフォンはガラケーに配信する場合ですがInstagramに配信をするにチェックを入れると配信ができませんので注意です。
ここではWi-fi接続時のみという設定も可能です。
Audience Networkで除外するカテゴリ
- ギャンブル
- 出会い系
- 宗教
- 政治
上記の4ジャンルの一部のウェブサイトとアプリに広告が表示されないようにする設定ができます。あなたの広告を表示したくないウェブサイトやアプリのカテゴリを選択することが出来ます。
Audience Networkのブロックリストを適用
広告を掲載したくない対象ドメインとアプリのURLのブロックリストをアップロードできます。広告の配置を選択する際に、ブロックリストの使用を選択できます。
Facebook広告の予算と掲載期間の設定
Facebook広告は予算が1日あたり100円~配信できます。
広告が配信されて設定した予算に達した場合は その時点で広告の配信がストップします。
100円から使えるので缶ジュース1本から配信できるワンコイン広告と言っても過言ではありません。
予算設定

予算は以下の2種類で設定可能です。
- 1日の予算
- 通算予算
1日の予算設定の場合
1日ごとに広告予算を〇〇円と設定したい場合は1日の予算で設定しましょう。
通算予算に設定の場合
広告予算の期間を設定して、全体でいくらと決まっている場合は通算に設定しましょう。通算予算に設定する事でのメリットは時間帯を設定して配信が可能になります。
掲載期間
広告を掲載したい期間を分単位で細かく時間設定が可能です。
○○月○○日の○○時○○分~○○月○○日の○○時○○分と、分単位で詳しく設定が可能です。
予算と掲載期間を設定すると合計の最大費用が自動的に表示されるので、とても明朗会計で広告主にとって優しい管理画面になっています。
Facebook広告を配信する曜日や時間を細かく設定可能

予算を通算予算に設定する事で広告スケジュールの項目のスケジュールを設定して広告を配信が選択可能になります。
この設定によりFacebook広告を配信する際に
・曜日
・配信時間(1時間単位)
を細かく設定する事が可能です。
設定も簡単で配信したい曜日と時間のマスを ポチポチとクリックするだけで設定できます。
この機能を使えばあなたの会社やお店のサービスを提供している営業時間にだけにFacebook広告を配信する事が可能です。
例えば平日の9:00~18:00の間だけ、土日の11:00~20:00の間だけという配信が可能になります。 電話でのお問い合わせが多い場合にはとても有効な設定ですね。
飲食店や店舗集客など、他のビジネスでも非常に便利な設定です。
Facebook広告を使ってもっと売上を伸ばしたい方へ

広告マーケティングで結果を出すためには、Facebook広告の運用方法だけでなく、マーケティングに関係するあらゆる分野の知見も備えておかねばなりません。
ここでは、Facebook広告を使ってもっと売上を伸ばしたい方に向けて、経験上とても役に立ったノウハウを共有していきます。
クリック率を上げる方法
クリック率を上げるには、まずは「キャッチコピー」と「クリエイティブ」を意識しましょう。
キャッチコピーでは、「ユーザーの好奇心を刺激するフレーズ」を混ぜ込んでみたり、「ユーザーにとって有益な情報があること」を積極的に訴求してみてください。
ジョン・ケープルズ著の「THE:コピーライティング」という書籍でも、効果が出るキャッチコピーは以下3点の要素を掛け合わせていると明記されています。
- 好奇心を刺激する要素
- 自分にとって有益だと思わせる要素
- 新しい/新鮮な情報であると伝える要素
また、広告クリエイティブも工夫をしてみましょう。
「黒×黄色」や「白×赤」等のコントラストの高い配色で、広告クリエイティブを作成してみるのも有効です。
作成したキャッチコピーを元に、「一番優先的に訴求したい文言はどれか?」を選定し、その文言が一番最初に目に入るようにクリエイティブを作成します。
色、フォント、素材を組み合わせ、ターゲットユーザーの興味を引くクリエイティブを作成してみてください。
考え方としては、下記のように整理してみると良いでしょう。
- キャッチコピー:ターゲットユーザーに対して訴求する中身
- 広告クリエイティブ:訴求する中身を適切に伝えるための表現
広告クリエイティブ一式を作り終えたら、もう一度ターゲティングも見直してみましょう。
「本当にこのターゲットが、このクリエイティブに反応してくれるのか?」
「もしかしたら、このターゲットが反応するデザインや文言はもっと違うものかも…?」
常に疑問を持ち、仮説と検証を繰り返すことが、クリック率を上げる近道です。
関連スコアをあげる方法
Facebook広告には「関連スコア」というものがあり、この関連スコアが高いと、ユーザーに対して広告を優先的に表示されやすくなります。
その関連スコアをあげるために意識すべきことは、下記の3点です。
- 不信感を煽るようなマイナスの表現を使わない
- Facebookページの定期的な投稿を心がける
- ターゲットの悩みや、その裏側にある感情にうまく突き刺さるような表現を使用する
3つ目に関して、「なぜ?」と疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。
これは、Facebook広告側で、「ユーザーがあなたの広告を目にしたときの反応」や「あなたの用意した広告遷移先(LP上)での反応」のデータをしっかりと見られていることが理由です。
Google広告などの他社広告媒体でも同じことが言えますが、「ターゲットのエンゲージメント(反応)をうまく獲得できていないLP」は、そのターゲティングや広告クリエイティブとマッチしていないと判断されます。
成約率をあげる方法
クリック率が上がっただけでは、売上は上がりません。売上を上げるためには、LP自体の「成約率」も上げていく必要があります。
ここで、LPOとEFOについて知っておく必要があります。
- LPO:ランディングページ最適化
- EFO:エントリーフォーム最適化
LPOとは、その名の通り、ランディングページの成約率が上がるように最適化していくことです。具体的には、GoogleタグマネージャーやGoogleアナリティクス、ヒートマップなどを使用しながら、「ランディングページ上のユーザーの動向」を確認しつつ、コンバージョン数UPのための施策を打っていきます。
EFOとは、ランディングページの最後部の「お問い合わせフォーム」を最適化することを言います。
このお問い合わせフォームを最適化するだけで、成約率(CVR)が2倍以上になるケースも多くあります。こちらに関しても、LPOと同じような進め方で施策を打っていきます。
このLPOとEFOの考え方、具体的施策については別記事でも解説していきますが、広告運用はLPO/EFOまで一気通貫して行い、すべての工程に対してPDCAサイクルを回していく必要があります。
広告を回して終わり、とならないように、しっかりとLPO/EFOについても学んでおきましょう。
効果測定の方法
そして最後に、PDCAを回すために必要不可欠な「効果測定の方法」についても解説します。
PDCAを回すためには、「今どの程度の成果が出ているのか」をしっかりと数値化しなければなりません。
広告運用業界には様々な指標がありますが、まずは「ROAS」と「ROI」だけでも覚えておくと良いでしょう。
ROASとは、「Return On Advertising Spend」の頭文字を取った略語で、「費用対効果」のことを示します。

ROIとは、「Return On Investment」の頭文字を取った略語で、「投資利益率」のことを示します。

この2つの数値をしっかりと算出し、広告運用の戦略を立てていきます。これから広告運用を自社で行おうとしている方は、必ず覚えておきましょう。
Facebook広告の基礎前編のまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は前編としてFacebook広告の費用対効果や基本的なターゲット設定の部分をお話しましたが、どんなジャンルのビジネスにも活用できることがご理解いただけたと思います。
わたしが現段階(2022年7月時点)でFacebook広告をおすすめする大きな理由としては
- 狙ったターゲットにしか広告が配信されないので無駄な配信がない
- 自社のサービスに興味のあるユーザーを引き寄せることができる
- Facebookユーザー2600万人、Instagramユーザー3300万人、国内だけでも約6,000万人にリーチできる
- とにかく他のインターネット広告(特にPPC広告)よりCPA(獲得単価)を安く獲得できる
- 潜在層,顕在層のユーザーに対して的確にターゲティングができる
- 競合(ライバル)が参入していなければ、今すぐ参入するべき、そこには先行者利益しかない
- 1クリック辺りの単価(CPC)が安いので費用対効果が高く、PDCAを回しやすい
- Yahoo!、Googleのリスティング広告ではリーチできない潜在見込み客にリーチできる
- リスティング広告とFacebook広告を併用する事でシナジー効果が高まる
- Instagramやグノシー、Tik Tokなどの流行りのアプリに認知させて新規顧客の開拓ができる
- 紙媒体や検索エンジン広告より反応が取りやすく費用対効果がいい
- セミナーやイベント集客に使える
- 他のWEB広告と比較すると安価で出すことができる
という事が挙げられます。
今すぐFacebook広告の基礎を覚えて、あなたの会社のビジネスに存分に活用して頂ければ幸いです。
続き ▶︎【2021年版】今さら聞けないfacebook広告 基礎編!-後編-
後編の記事にてFacebook広告の画像の設定や広告文章についてご説明しておりますので、合わせてチェックいただくとFacebook広告の理解度が増すのでぜひチェックしてみてくださいね♪
Facebook広告運用代行について・お問い合わせ
Facebook広告運用実績20億円以上のプロに運用代行を依頼してみませんか?
長文にも関わらず記事を読んでいただきありがとうございました!
Webディレクターマガジンを運営している株式会社エニーでは、お客様から広告費をお預かりし、Facebook広告、Instagram広告の運用代行サービスを提供しております。
- これから本格的にFacebook広告の運用を始めたい
- Facebook広告の実績が豊富な広告代理店に広告を依頼したい
- Instagram(インスタグラム)へ広告を出したい
- Facebook広告の配信を代理店に任せて自社サービスの提供に集中したい
- 自社では広告運用ノウハウがない、運用リソースがないのでプロに任せたい
- マス媒体(TV、雑誌、新聞、ラジオ)等と組み合わせてFacebook広告を使いたい
- GoogleやYahoo!のPPC(リスティング)広告と組み合わせて運用したい
- 検索エンジン(SEO)以外からのアクセスが欲しい
- 過去にFacebook広告を利用してみたけど費用対効果がよくなかったので得意な代理店に任せたい
このような要望やお悩みがひとつてもございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
どんな些細なことでも全て解決させていただきます。
Facebook広告の運用実績が豊富な弊社より結果の出るFacebook広告の運用のご提案を致します。
弊社のFacebook広告の実績
- リスティング広告でCPA8,000円掛かっていたのが半分以下に改善した
- 見込み客(リード)をCPA2000円以上かかっていたのが1000円以下で獲得に成功
- 1回のプロモーションでFacebook広告からメルマガ登録1500件獲得して売上5800万円達成
- Facebook広告でいいね!獲得単価が7分の1に改善した
- Facebook動画広告を使って1リスト3000円以上が800円台に改善した
このような喜びの声を頂いております。※他にも詳しい実績がご覧になられたい方はFacebook広告の運用実績ページからご覧ください。
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